9/20(金) 曼珠沙華

 昨夜までの三夜、美しい天体ショー、お月見に浸った。美しかった!三日も、月見をしたのははじめて。45億年前、地球に巨大隕石が衝突し、塵が積もって月が出来た。最初に、2個出来た。それが、追突して今のような1個になった。月の引力で、干満潮があり、地軸が一定の傾きがあって、超絶妙のバランスがとれている。そのため、北極も南極も氷が溶けずに、四季がある。地球も、月もともに回り続けている。この不思議さ、それにつけても、月から観る地球の写真はなんと、みずみずしく美しいことか、そこに我々人類は生かされていると言うことを忘れないようにしたい。

 さて、今、皆さんが、この時期、気になる花は何ですか?私は、「曼珠沙華」!別名、通称名は「ヒガンバナ」、全国的にはいっぱい名前があるが、どれひとつとしていい名前で呼ばれることはない。人間なら、怒り心頭だろう。酷いものだ。
 この不思議な花、「曼珠沙華」に、最初は、「長崎物語」から入りたい。 

1 赤い花なら 曼珠沙華
  阿蘭陀屋敷に 雨が降る
  濡れて泣いてる じゃがたらお春
  未練な出船の あゝ鐘が鳴る
  ララ鐘が鳴る


2 うつす月影 彩玻璃(いろガラス)
  父は異国の 人ゆえに
  金の十字架 心に抱けど
  乙女盛りを あゝ曇り勝ち
  ララ曇り勝ち


3 坂の長崎 石畳
  南京煙火(はなび)に 日が暮れて
  そぞろ恋しい 出島の沖に
  母の精霊が あゝ流れ行く
  ララ流れ行く


4 平戸離れて 幾百里
  つづる文さえ つくものを
  なぜに帰らぬ じゃがたらお春
  サンタクルスの あゝ鐘が鳴る
  ララ鐘が鳴る

 赤い花なら曼珠沙華・・・これは「長崎物語」という歌、昭和13年にヒットし、子どもの頃に聴いたことがある。曼珠沙華という花の名前は、サンスクリット語で「天上の花」、特に仏教では「白いやわらかな花」を指す、という。先に、この歌がなぜ、歌われたかをひもとく。なぜ、長崎物語かというと、「じゃがたら お春」さんにヒントがある。長崎物語は、「じゃがたらお春」さんの歌、あまりよく分からなかったことがわかった!「寛永2年(1625年)、ポルトガル商船の航海士であったイタリア人・ニコラス・マリンと、長崎の貿易商の子女・マリア(洗礼名。日本名不明)との間に生まれる。筑後町の親類宅に住み、容姿端麗、読み書きにも長けていたとされる。寛永16年(1639年)6月に発布された第五次鎖国令により、同年10月、長崎に在住していた紅毛人とその家族がバタヴィアへ追放された際、母・マリア、姉・お万と共に14歳で離日した。オランダ側の記録では、お春は「ジェロニマ」、お万は「マダレナ」とされている。この時同じ便で日本を離れた者の中には、慶長5年(1600年)にウィリアム・アダムス(三浦按針)らと共に日本に漂着したメルキオール・ファン・サントフォールトもいた。

追放後、21歳のときオランダ人との混血男性で、平戸を追放されていたシモン・シモンセンと結婚。夫はオランダ東インド会社へ入り活躍したといわれる。三男四女を儲け、1697年4月に72歳で死去したという記録が残されている」 彼女の消息についても、出版されている。ジャガタラとは、インドネシアのジャカルタである。

 現在は、国際化の日本、混血(ハーフ)の人がテレビでタレントさんが活躍したり、東京オリンピックの誘致のプレゼンを立派にやったり、ジャガタラお春さんが413年後に生きていたら、もっと違う人生を歩んでいただろう!

 さて、「曼珠沙華」、「花に葉なし 葉に花なし」、この花は、初秋のある日、ひょっこり茎が出て、伸び、蕾をつけて咲く。子どもの頃、田圃の畦道に、稲穂が実る頃、列になって咲いていた。お彼岸、お墓参りの言葉と重なり、何となく、近寄って観たい、という花ではなかった。それが、70台目前になると、彼岸から此岸に近づいてきたのか、妙に花の咲くのが、待ち遠しく、楽しみになった。そういうわけで、ことしはじめて、毎日、生育状況を追った。ユリ科の多年草球根で、根に毒性があって、もぐらが出ないと言われている。そのため、水田が保水される、豊作を願って植えた、昔の人の知恵なのだろう。知れば知るほど、面白い「曼珠沙華」。詳細は、インターネットで、ご参照してください。
 今年、9/14に、茎が現れ、次々に出てきた。台風一過、強風にも、耐えた。結構、たくましく強い花である。9/18に、最初の一輪が咲いた、次々に咲いた。 よく、観ると、凛として気高く、芯のしっかりした高貴な感じの花である。昨日、花屋さんの前を通ったが、どこの店頭でも見かけなかった。そっと、人の目立たないところで、静かに咲く花のような気がする。

たのしみは 朝起きいでて 昨日まで無かりし花の 咲ける見るとき  (江戸末期歌人 橘 曙覧)

「曼珠沙華」とは、突然に茎が現れ、そして数日後に、パッと咲く、そういう花、印象に残る。



25920 曼珠沙華 - photomovie
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Author:つれづれ日記
白玉の 歯にしみとほる秋の夜の 
酒はしづかに飲むべかりけれ
         (若山 牧水)

月々に月見る月は多けれど
月見る月はこの月の月
(詠み人知らず)

 
 日々自然とともに、日々是好日、「人間到処有青山 人間(じんかん)到る処 青山(せいざん)有り」 釈月性(浄土真宗)にあらん・・・

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